2024-07-27

7月26・27日 能登からの中学生訪問と被災地報告会

夏休みに入ってすぐの金曜日、2024年元日の地震に見舞われた石川県の能登から、5人の中学生がフライブルクにやってきました。 サッカー日本代表の名物サポーターとして知られる「ちょんまげ隊長ツンさん」こと角田寛和さんの企画で、被災した子どもたちをパリオリンピックのサッカー観戦へ招待するプロジェクトが立ち上がり、その観戦の旅の途中で、5人の中学生がフライブルクに滞在することになりました。

 
7月26日(金)の夕方には、SV Hochdorfのグラウンドを借りてのサッカー交流会。 27日(土)にはフライブルク市内を一緒に観光した後、夕方からはTreffpunktで、子どもたち自身による被災地報告会が開催されました。子ども会からは、同年代の小学校高学年~中学生年代の子たちが交流に参加してくれた他、なごみの会からもご参加・ご協力をいただきました。 

 被災地報告会の後は、フライブルク市内で食事会。28日の早朝に、パリに向かう子どもたちをフライブルク駅でお見送りしました。 

 能登から来てくれた子どもたちは、それぞれとても明るく元気にフライブルク滞在を楽しんでいましたが、一方で、簡単には言葉にできないほど厳しい被災経験をしてきた子たちです。報告会では、それぞれが直面した震災の状況や、半年以上経った現在でも復興が進んでいないことなどを、それぞれの言葉で懸命に伝えてくれました。 

 私たちのほうからはなかなか能登を訪問することが難しい中で、あちらからフライブルクまでやってきて、体験を話してくれたことは、私たちホスト側にとっても非常に意義深い機会となったのではないかと思います。 

 能登の子どもたちは、すっかりフライブルクの子どもたちと意気投合していたようです。いつかまた笑顔で再会できる日がくることを願ってやみません。

 交流イベントに参加してくださったみなさま、力を貸してくださったみなさま、本当にありがとうございました。